内科総合診療

急性疾患の診療

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当院では、日常的によくみられる急性症状の患者さんについて、お薬や点滴などを用いた治療を行っています。
発熱や腹痛、胸痛、頭痛など、はっきりした症状がみられる急な体調不良を訴える患者さん、どの診療科に行けばよいかわからない体調不良の患者さんについても、対応いたします。
診察の際は、患者さんの症状を丁寧に確認し、訴えも聞き、必要であれば検査を行うなどしていきます。

このようなときはご受診ください

  • 発熱のある患者さん
  • のどが痛い
  • 頭が痛い
  • お腹が痛い
  • 下痢が続いている
  • 便に血が混じっていた
  • 吐き気がする
  • 最近、痩せてきた
  • 食欲がない
  • 尿の色がおかしい
  • 排尿時に痛みがある
  • 疲れやすくなった
  • よく眠れない
  • 肩や腰が痛い
  • 健康診断で異常を指摘された
  • 何となく調子が悪い

など

急性感染症が疑われる患者さんの診療について

当院では、新型コロナや一般的な感染症を幅広く診療いたします。
急性疾患の中でも発熱や高熱の症状が見られる患者さんや、嘔吐下痢などのある患者さんなど、感染症が強く疑われる患者さんについては感染者用の陰圧診察室を別に設けており、そちらで診察を行います。
感染症以外の患者さんと診察室を分けることによって、消毒や検査を効率的に行い、より多くの患者さんを安全に受け入れることができます。
感染症用診察室は駐車場から別の入り口を通って入室していただきます。

当院で検査可能な感染症を以下に示しします。

  1. 新型コロナウイルス感染症
  2. インフルエンザ感染症
  3. アデノウイルス感染症
  4. RSウイルス感染症
  5. メタニュームウイルス感染症
  6. ロタウイルス感染症
  7. 溶連菌感染症
  8. その他

当院では上記疾患以外にも、迅速で炎症反応の採血検査、検尿検査が行えます。また、季節や感染症の流行に併せて、検査のセットを変えてゆきます。
X線検査、CT検査も可能ですので肺炎、腎盂炎、急性胃腸炎などの診断が可能です。
ただし、入院施設はありませんので、重症な感染症が疑われた場合、外科手術が必要な場合には、当院と提携している入院可能な専門医療機関にご紹介・搬送させていただきます。提携施設が満床の際には、受診可能な施設を探します。

小児によくみられる感染症についても診療をおこないます。
当院では感染症に対する診療も重視しておりますので、お気軽にご受診してください

成人やお子さんに多い感染症について、少し解説をします。

新型コロナウイルス感染症

ご存じの方も多いと思いますが、新型コロナウイルス感染症の初期症状はインフルエンザに似ています。
発熱や喉の痛み、咳、倦怠感などが中心ですが、嗅覚障害や味覚障害を伴うこともよくあります。
感染可能期間は発症2日前~発症後10日程度と考えられており、有症者だけでなく無症状病原体保有者からの感染リスクもあります。
新型コロナが社会を揺るがした頃とは状況が異なっていますが、新型コロナのような症状がみられるときは、事前に当院窓口までお電話にてご連絡いただいてから来院されるようご協力をお願いします。

インフルエンザ診断

AI連携診断型咽頭テレスコープ「NODOCA」によるインフルエンザ診断を行っています。
インフルエンザの診断のみ、6歳以上が対象です。

従来のように検体を採取するために鼻腔に挿入することがないので痛みが少なく、咽頭の写真を5秒間撮影し、クラウド経由でAIによる診断が可能です。
診断精度は抗原検査とほぼ同等で(保険適用あり)、抗原検査陽性となるおそれがある発症早期の患者さんでも陽性診断となることがあります。

鼻スワブでの検査がどうしても苦手な方やお子さん、早期判定を希望される方にはよい適応と考えています。

風疹

風疹は、発熱やリンパ節の腫れ、発疹などがみられる感染症のひとつです。
このうち発疹は、まず首や顔に赤い小さなブツブツが発生し、徐々に全身にも広がるようになります。
主に感染者の飛沫(くしゃみ、咳)によって感染し、2~3週間程度の潜伏期間を経て発症します。
小児期に罹患しやすく、通常は積極的な治療をしなくても3~5日程度で症状が治まります。

しかし、成人の感染には注意が必要です。
とくに、妊娠初期の妊婦さんが風疹に感染してしまうと、難聴や先天性心疾患、白内障などの障害のある赤ちゃんが生まれることがあります。
これは「先天性風疹症候群」と呼ばれています。
このようなリスクをできるだけ避けるためには、あらかじめ風疹抗体検査を行い、免疫がないと判定されたら風疹ワクチンを接種することが大切です。
なお妊娠中は同ワクチンを接種することはできないので、事前の対策が重要となります。

麻疹

一般的には「はしか」と呼ばれている感染症です。
潜伏期間は10日前後で、発症すると高熱、咳、鼻水、喉の痛みなど風邪のような症状がみられるようになります。
その後、発症から3日が経過した頃に全身に赤い湿疹や口の中に小さな白い斑点などもみられるようになります。
中耳炎や心筋炎、気管支炎などを併発することもあります。
なお、肺炎や脳炎といった合併症を併発すると、生命にも関わることがあるので、お早めに当院をご受診ください。

水痘

一般的には「みずぼうそう」と呼ばれている感染症です。
水痘・帯状疱疹ウイルスに感染することで発症します。
感染力が強く、約2週間の潜伏期間を経て発症します。
主な症状は、発熱と発疹です。食欲低下や頭痛を伴うこともあります。多くの場合、まず赤いブツブツが現れ、あっという間に水ぶくれが広がります。
その後、徐々に膿疱へと変化し、カサブタになっていきます。なお、かさぶたになるまでは感染力が残っているので、それまでは自宅で安静に過ごしてください。

流行性耳下腺炎

一般的には「おたふくかぜ」と呼ばれている感染症です。
ムンプスウイルスに感染し、2~3週間程度の潜伏期間を経てから発症します。
感染経路は、飛沫感染や接触感染です。主な症状は、唾液腺などの腫れや痛みです。患者さんによっては発熱を伴うこともあります。
罹患してから1週間程度は腫れが続きますが、徐々に治まります。
ただし、無菌性髄膜炎や精巣炎、難聴、卵巣炎、膵炎などを併発することもあるので注意が必要です。
腫れが治まらない、高熱が続く、激しい頭痛や嘔吐などの症状がみられたときは、すぐに当院をご受診ください。

当院では様々な検査を行えます

当院では、CT、レントゲン、エコー、DEXA、血算・血液検査、尿検査、インボディなどの検査によって患者さんの病気を診断いたします。
急性疾患同様、専門治療が必要な患者さん、外科治療が必要な患者さん、入院治療が必要そうな患者さんについては専門医療機関をご紹介いたします。

内科の主な疾患

急性疾患
  • 風邪症候群
  • 新型コロナウイルス感染症
  • インフルエンザ
  • 咽頭炎
  • 扁桃炎
  • 気管支炎
  • 肺炎
  • 胃腸炎(腹痛、下痢、吐き気)
  • 尿道・膀胱炎
  • 熱中症
  • 脱水

など

慢性疾患
  • 生活習慣病(糖尿病、高血圧症、脂質異常症(高脂血症、高コレステロール血症)、痛風(高尿酸血症)、メタボリック症候群 等)
  • 肥満
  • アレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、花粉症、気管支喘息 等)
  • 貧血
  • 頭痛
  • 便秘症
  • 不整脈
  • 心不全
  • 不眠症
  • 栄養失調

など

各種難病・特定疾患外来

難病登録医であり、以下の疾患の診療と診断書作成が必要です。
なお、診断の際に当院でできない検査が含まれている場合には専門医療機関での検査(ご紹介いたします)となる場合がありますので、ご了承ください。

  • IgA腎炎
  • 多発生嚢胞腎
  • ネフローゼ症候群
  • 全身性エリテマトーデス
  • 多発性筋炎・皮膚筋炎
  • 全身性硬化症
  • シェーグレン症候群
  • 悪性関節リウマチ
  • IgG4関連疾患
  • IgA血管炎
  • 強直性脊椎炎
  • 自己炎症症候群